賃貸のお部屋を借りたことがある方はご存じだと思いますが、
お部屋を更新する際にかかるお金
「更新料」
というものがあります。
通常の賃貸は2年契約なので、2年毎に掛かってくるお金ですね。
相場や、その他更新に関するお話もしていこうと思います。
更新料の意味
そもそも更新料そのものへの支払い義務は無いということを知っていましたか?
意外と知らない豆知識かもです。
かといって
「支払い義務ないのかよ!!じゃあオレ支払い拒否する~~!!」
と、そんなうまくはいかないので注意してください。
不動産屋さんがよっぽどのうっかり屋さんでない限り、
賃貸借契約書に更新料についての規定は記載されています。
最初に説明もされていて契約している(更新料の支払いも同意)はずですから、
その場合は当然に支払い義務は発生します。
定期借家契約(期間限定の契約)の場合は「再契約料」など別名で記載されている事もありますが、
言ってることは同じです。
意味合いとしては、更新料という名目で家賃+αで収入を増やしてます。
更新料を貰える分、家賃を安くして客付きを良くするのが当初の目的だったと存じてます。
ですからお部屋を借りる際、更新料分を÷24して家賃に上乗せして考えてみて下さい。
実はそれが本当の家賃ですよ~!
相場
一般的には1ヶ月分となってます。
地域によっては2ヶ月分の所もあるようです。
関西などはそもそもの契約形式が違うようで、更新料がない所が大半だそうです。
元々不動産という事業自体、最初は土地の分け合い・話し合いから始まったモノで、
その土地の人柄・地域柄が大きく関与しています。
ですので地域ごとに契約の仕方等が違うところも納得です。
消費税はかかるの?
事業用の店舗等とは違い、個人の居住用建物は家賃含め非課税です。
後述する、更新事務手数料などは課税されますので、勘違いして怒らないで下さい。怖いです。
他にかかる費用
事務手数料
相場としては家賃の0.5ヶ月!
と、言われていますが
家賃に左右されることなく1万円、2万円などキリのいい数字で設定している業者も多いです。
ちなみにこの「事務手数料」は課税されるので
1万円だったら10,800円
2万円だったら21,600円
になります。
火災保険
希に1年契約もありますが、2年掛け捨てタイプが一般的です。
入居と同時に入っていると思いますので、お部屋の契約と一緒にやることになると思います。
契約タイプを変えないのであれば、最初に入った火災保険料と変更ないです。
保険に関しては更新料などもありません。
保証会社
契約時のみに保証料を支払うタイプだったら何も支払う必要はありませんが、
更新料が必要なタイプもあります。
更新料についての記載は賃貸契約書に記載されていると思いますが、
「どこに書いてあるかわかんねぇ!」
って人は、管理会社(契約した不動産会社)に連絡してみましょう。一番手っ取り早いです。
なんちゃらサービス
24時間サポート、だの。
なんちゃらコンシェルジュサービス、だのの事です。
僕はこーゆーサービス展開してる会社からは、
どんなに良いお部屋でも絶対借りないですが(下心100%なので)
もし入っちゃっている場合は更新料掛かります。
コレに関しても電話で確認するのが手っ取り早いです。
値引きは出来るか
結局気になるのはココですよね。
結論言うと、
「部屋による」
って感じです。
何年も住んでいて、今回で部屋の更新3回目の場合など、家賃を値引きしてくれる可能性は比較的高いと思います。
かといって新築から住んでいて3回目の更新とかだと、物件の価値はそんなに変わっていないので微妙なラインですね。
あとは同じ物件内、同じ階数で自分の部屋より安く空室募集されている場合。
こんなパターンも更新のタイミングで交渉してみるのが良いと思います。
家賃の値切りに関してはコチラに書いてありますのでご一読下さい。
【更新料】まとめ
以上が更新料に関してのお話でした。
とりあえず覚えておいて欲しいのは
「契約書に記載されていることは基本覆らない」
です。
更新料なんて知らんわ!とならないためにも、
契約前の説明はしっかり聞いておいて下さい。