お部屋を借りる時に避けては通れないのが「入居審査」です。
たとえどんなに気に入ったお部屋が見つかっても、この審査に通らない限りは借りることが出来ません。
審査というのも大家さん・管理会社によって様々ですが、業者目線からの審査に通過する方法などをお話ししていきます。
入居審査とは?
借りようとしている人が家賃を滞りなく支払ってくれるか、問題やトラブルを起こさず住んでくれるかどうか等、収入面や性格面、その他色々な面で判断しています。
物件によっては家賃保証会社への加入を勧めて、家賃が回収出来なくなるリスクを軽減している所もあります。
要は家賃をしっかり払ってもらえるか、が一番の判断要素です。
入居審査の内容
必要書類を提出後、管理会社はその内容を調査していきます。
勤務先の経営状況、勤続年数、連帯保証人が親族なのか・支払い能力があるかどうかなど。
そしてもちろん年収もチェックしていきます。
やはりよく言われているように月手取りの3分の1を目安としてみますが、勤続年数が少ない場合(上がる見込みがある)、連帯保証人に十分な支払い能力がある場合等、若干甘めに判断する場合もあります。
この審査ではクレジットヒストリー(クレジットカードの滞納歴)や過去の賃貸での滞納歴、破産歴、犯罪歴も信用照会会社と連携して審査します。以外とマイナス部分はバレてますから聞かれたときは正直に答えた方がいいですよ。
入居審査をする人は誰?
不動産業者
正確に言うと元付の不動産業者です。
不動産業者にお部屋を見せてもらう時、現地で誰か待っていたりしませんか?
その人が元付の不動産業者です。
大家さんから信頼されていると審査を一任されている業者も多々あります。
大家さん
一般的な審査方法です。
大抵の業者は申込を受けたら大家さんに申込情報を持って行き、判断してもらいます。
保証会社
保証会社独自の審査基準で判断します。
人情などの入る余地が無く、一番厳しく数字だけで判断しています。
入居審査を通過するには
各項目について通過する方法を考えて行きましょう
年収
一番気になるのはやっぱりコレでしょう。表にまとめて見ましたのでご覧下さい。
年収 | 審査通過可能な家賃 |
240万円 | 約5万5千円 |
280万円 | 約6万5千円 |
300万円 | 約7万円 |
360万円 | 約8万5千円 |
480万円 | 約11万5千円 |
600万円 | 約14万5千円 |
1000万円 | 約25万円 |
職業
色々な審査基準がありますが、大体この前後ではないでしょうか。
これらを勘案して見合ったお部屋を探してみて下さい。
職業なんて急に変えろと言われても無理な話ですから、どういった人が通りやすいのか、落ちやすいのかを話したいと思います。
通過しやすい
・勤続年数が長い
・一部上場など安定した企業に勤めている
・昼間の仕事
通過しにくい
・無職
・水商売や夜の仕事
・設立して間もない自営業
職業差別をしているわけではないですのでご承知下さい。あくまでお部屋を借りる際のお話です。
連帯保証人
連帯保証人にも審査はあります。
年齢、職業、年収、ある程度の年齢の場合は持ち家があるかも審査される場合があります。先述した信用照会にかける場合も多々あるでしょう。
親族が居ない場合は保証会社を利用すれば問題ないでしょう。
見た目・人柄
やはり一番最初に目に入るのはその人の外見ですから。
物件が仲介業者を挟んでいる場合は、大家さんが見るのは申込書だけなので、
大家さん「どんな人だった?」
と、必ず聞きますから、見た目・人柄の話になります。
・タトゥーが入っている。
・靴、身なりに清潔感がない
・態度が横暴
ここら辺のポイントで業者・大家さんに悪印象を与えてしまうと、
申込書上は問題無くても、審査を落とされる可能性は高いです。
【審査】まとめ
審査では自分の年収等はもちろん、身なりや職業まで判断され、さらには連帯保証人の方まで審査の対象になるのがお分かり頂けたかと思います。
個人的には家賃は年収の4分の1位の方が生活に余裕が生まれると思います。
毎月かかる固定費は確実に安い方が楽になりますので、自分に合った家賃をもう一度考え直してみて下さい。