賃貸物件を解約する際、敷金の話は必ず出てくると思います。
入居者、管理会社の社員、もしくは大家などが揃いお部屋の状況を確認し、その後に清算表が送られてきます。納得できるようなら記載の金額がそのまま返ってくる事になります。自分が預けたお金、出来るだけ多く返ってきて欲しいですよね。気分的には臨時収入みたいな物ですから「〇万円返ってきたら美味しい物食べよう!」とか。夢は広がります。ちなみに自分の場合は飲み代に消えました。どこで飲んだかも忘れましたけどね。
敷金ってなに?
一般に初期費用と言われている中の1つです。
解約時のクリーニング費用、家賃が滞納された場合の補填、(民法上、借りている方から滞納家賃への充当を主張することは不可)
過失による損傷の修繕費等に充てられるものです。
全額返金が原則ですが、昨今の賃貸借契約では上記の費用やその他の費用(タバコの臭いなども) に充当されることとして契約されています。
入居前に部屋の状況を確認する
管理業者は入居前の入居後の部屋を隅々まで写真で撮ります。敷金精算時のトラブルに対応する為です。
ですがサボっている業者もありますし、データは自分では閲覧出来ません。
なので部屋の現状を把握、少しでも言い分と違うところがあれば楯突くためにも(笑)自分で入居したらすぐ撮っておくことをオススメします。
退去前に一世一代の大掃除
これは本当にやった方がいいです。部屋の見た目でクリーニング業者への発注の仕方も変わってくるので、費用を安く抑えることに繋がります。
キッチン周り、換気扇の油汚れは特に念入りにやりましょう。
業者側から1つお願いをさせて頂くと、水回りに塩素系の強い薬剤とか使われるとシンプルに体調壊す….
換気しっかりしてください。
まぁ住む人からしたら関係ないかもしれないけど多少はね。
住めば住むほど敷金は多く返ってくる?
クロスにヤニ汚れが付いてしまった、フローリングを傷つけてしまった。
日常ではままあることでしょう。しかし!これを見て下さい!
大体6年~8年で設備に関しては価値が0になるのです。
極端にいえばぶっ壊したり汚したりしても負担が無くなり支払い義務はほぼなくなるのです。(極端に言えば、ですよ)
大前提としてわざとぶっ壊すことは考えておりません。
ですから誤って何か損害を与えてしまった場合、この年数だけ住んじゃえば、返ってくる金額を増やせる可能性が上がりますね。
日頃から気をつけて住む事が重要!
費用や修繕費が安くなって、それだけ返金される敷金が多くなります。
原状回復義務
賃貸物件というのはあくまで借り物です。時効取得もありません。原則的には住み続けても永久に自分のモノになることはありません。
ですから自分で壊した物や汚した物は自分で直して返してね、って事です。
経年劣化・通常の使用による損耗に関しては対象外です。タバコは特に注意してくださいね。
善管注意義務
まぁこれも綺麗に住んでねってことです。
最後に
この2つが賃借人(入居者)に心がけておいて欲しいこととして、国交省などのお偉いさんが言っています。
部屋を汚さない、傷つけない等、当たり前の事を心がけて住んでいれば敷金は思っているより多く返ってきます。
退去後は次のお部屋の準備費用などで中々入り用でしょうし、1ヶ月の飲み代を確保できたりしますからチェックしてみてください。
自分じゃ分からない、専門家はいないの?と言う方は、敷金診断士の私が無料でご相談を伺いますので問い合わせフォームからどうぞ。(宣伝)